
初心者向け序盤ガイド
序盤はどうしたらいいの?チェスの3原則とはナニモノ?「序盤」「中盤」「終盤」って聞いたことないですか?
???「強いよね。序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ。だけど...おいら負けないよ」という名言もありますが、今回は序盤についてお話します。
定跡について
序盤?そんなもん定跡あるからいらねぇよwwwって方もいるかも知れませんが、ちょっと待ってくださいまし。
定跡は知らないよりは知っていた方が良いですが、初心者帯ではあなたの知識は通用しにくいです。
何故通用しにくいかは( nωa)
- 相手が定跡通りに動かさない(相手の力量も低い)
- 相手が使ってくる定跡の返しがわからない(定跡は枝分かれするし無数にある)
- 手の意味がわからないから定跡から外れたときにわからなくなる(これ重要)
- ミドルゲーム(中盤)になると有利が活かせない
正直上げれば何個でも出てきますが、最初はオススメしません。
だんだんわかってきた初級者ぐらいから定跡を取り入れるのをオススメします。
本題の前に...
このブログでは一部用語を略して表記します。ご了承ください
P:ポーン、B:ビショップ、N:ナイト、R:ルーク、Q:クイーン、K:キング
序盤の指標
序盤の指標として上げられる要素それが
- センター支配
- 駒展開
- Kの安全確保
になります。
( nωe)何処かで似たようなのを...
ってなった人は勉強が出来てる人です。( l)スバラシイデスヨ
その3項目こそが序盤三原則になります
もっと砕いて掘り下げていきましょう
センター支配
チェスにおいてセンターと言うとc3~f5の16マスとなってます。
センター支配のやり方は2種類の方法があります。
- クラシカル組:ポーンによるセンター支配
- ハイパーモダン組:ピースによるセンター支配
どちらもメリット、デメリットは存在しますが、初心者には確実に"クラシカル組"をオススメします。Pを動かす感覚と強固なセンター支配が出来るからです。ハイパーモダンはカウンター理論で、クッソ難しいので挑戦したい方はどうぞ...って感じです( nωa)
白番では基本d4 e4を黒番ではd5 e5(c5)で問題ないです
一点注意があって、Pを動かすのは後戻りできない手になります。動かす際は慎重に動かした方がいいかもしれませんね( nωa)b
駒展開
駒展開にも順序があります
1.マイナー ピース2.ヘビーピースです。
マイナーピースはN B、ヘビーピースはQ Rになります。
なぜQは強いのに先ではないのかと思うかもしれませんが、逆に強すぎるが故にNやB,Rで攻撃されると避ける手間が出てきます。
そうすると相手は駒の展開やセンター支配ができるのに対して自分はQを逃がしているので手損が発生します。
そうしていくと相手に有利盤面をつくられ対抗もできない形になっていきます。
基本的にはQ,Rは後からでB,Nを展開していくのがいいです。
特にNに関しては、初期配置では活躍が難しいのでBよりも先に展開するのが個人的にはオススメです
-余談-
興味がある人だけで問題ないです。
Nはエンドまで行くとPのプロモーションを止めるのが難しくなり、先の見えない序盤ではN<Bと言われています。
ただし、フレンチディフェンスのように相手のBが閉じ込められるような展開になりそうなときは、グッドNvsバッドBのような形にするとエンドでも活躍さすことができます。
そこまで意識しなくても問題はないですが、頭の片隅に入っていると便利かもしれません( nωa)
Kの安全確保
よくチェス3原則でよく間違える箇所です。
安全の確保に一番簡単でてっとりばやいのはキャスリングです。
ただし、勘違いしないでほしいのはキャスリング=安全というわけではありません。
例えば下の局面を見てください。
https://lichess.org/editor/kq5r/pp2ppp1/4bn2/2ppb1rp/4P1n1/2NPB3/PPP1QPPP/RN1BK2R_w_KQk_-_0_1?color=white
その局面で焦ってキャスリングすると逆に相手の攻めが早くなり、予測可能回避不可能な攻撃にさらされます。
Kの安全とはある程度の大局観が必要になります。
キャスリングかセンターの方が安全かなどなど、考えることはありますが、チェスにおいては何よりもKが1番になります。Qは取られても対局は続きます。安全度を見極めて対局していきましょう。
キャスリングの目的
実はキャスリングには2個の目的があります。
- Kの安全の確保
- Rの駒展開+活用
意外と2の項目がある人は知らないかもしれません。
端攻めなどでRを活用しているときは、寧ろキャスリングすると攻撃力が落ちる時があります。その場合は逆サイドのキャスリングやキャスリングをしない選択肢も入れておくといいかもしれません
まとめ
長くなっても仕方がないので簡単にまとめると
- センターの16マスは確保する(相手もやってくる)ただし、Pの突き過ぎには注意
- 駒の展開はNBが先、QRは後から
- Kの安全を確保する。場合によってはキャスリングは×
初心者向け序盤ガイドでした。
対局中何をしたらいいかわからないときはこの3個を思い出し目見てください。きっとラピッドならレート1200程度までなら苦労しなくても相手できるかもしれません。
次回は中盤、終盤の一番激しい部分を語れたらいいなと思っています。では次回の更新まで( nωa)ノシ