タクティクスふりかえり(2)

チェックをかけられてるのでディフェンス問題...というわけではなく、

ディフェンス : アタック = 3 : 7

くらいの問題です。

ポジションを見たらまず駒割りを数えます。
ルーク二つに対してマイナーピース一つの、大幅なピースダウンですね。

1手目ですが、キングの逃げ場所は5つで一瞬途方にくれました。

• ...Kd7はQd8がチェックメイトになってしまうので違いそう
• ...Kc7, ...Kb6はBd8+でクイーンを抜かれてしまうと攻めがなくなってしまう

ということで、実質2択となりますね。

...Kb5はa4とかNc3とかが当たってしまうので、たぶん...Kb7かなーと指したら正解でした。

再掲。

少し進んで、
...Bxe4にNd2が気持ち良い活用。

対して...Nf3+で決まってると思ったので...Bxe4とした感じなのですが、

以下Nxf3, Qxf3, Rxg1, Qxf2+, Kh3となると攻めがありません。

ドローにもならないようで、白勝ち。

決まってると思ってしまった理由は、

• Kh3の局面でルークが取れると勘違いしていた(実際はNd2により息を吹き返したaファイルのルークが効いてきている)
• Bf5+とかもあるし流石に終わりやろとか思ってふらっと行ってしまった

という感じですね。

もっともルークを取り返してもまだエクスチェンジダウンなので、油断さえするところでもありませんでした。

戻って、Nd2には...Bf5として、Qh3からNg4のルートの活用を見せるのが急所でした。

ビショップのピンがあるので、白キングがg1に来たらQxg3の狙いもあります。

今回の件から俺が得るべき教訓は、

• ピースダウン時の駒交換の優先順位をもっと下げる
• ピースダウン時は攻めがたとえ厳しく見えてもチェックメイト(のアイディア)が見えるまでは油断しない
• 隠居してるピースもすぐに働いてくるので意識しておく

ということだーー

http://phoenix-wind.com/character/kaiki_deisyu.php